6
私はめんどくさい人間です。
何の独白だと思うでしょうが、私はめんどくさい人間なのです。
友人は超少数です。
なぜなら信用できたことが無いから。
でも人見知りではありません。
他人から見たら社交性の塊とも言われたことがあります。
道化がうまい。
自分で自分にはったレッテルです。
誰のことも信頼も信用すらもしていないくせに
誰のそばにもいるふりをして。
ずっと明るいだけで無く、内面を打ち明けてくれるから信用してくれてると思い込ませて。
でも臆病なもので、近づきすぎたと思ったら急に怖くなって逃げます。
弱みを握られたと思ってしまいます。
自分から明かしておいて。
話出すと止まらないのが悪い癖です。
必死に思い話を笑い話で終わらせようとするから。
「ほら、私はここまで理解してるんだよ」って。
自分で自分をわかったふりして。
普通はそんな重さに耐えきれずみんな離れていきます。
なぜなら追いかける必要が無いから。
私も離れようとしています。
でも、内心はいつもどこかでそばに誰かがいて欲しいと思っています。
泣きそうです。泣けませんけど。泣きたいです。涙は出ませんが。
側にいて欲しいのにその一言が言えません。
だったらいっそ誰もいない方が良いのかも知れないとすら思います。
何も感じなかったあの頃に戻りたい。
無表情無感情無感動
あんなに楽でつらい日々はないのでしょうね。
人の温かさを知ってしまった今となっては二度と戻ることは叶わないと分かっているけれど。
誰もいない、誰も知らない、そんな場所へ行きたい。
でもそこでも私は誰かの側にいることを選んでしまうのかもしれません。
そんな勇気なんて無いくせに
一度全てをゼロに
なにもかも
あり得ない話なんですがね。
5
私は何になりたいのだろう。
そう考え続けているけど人生の目標をもう10年以上前に失っているから見つけられない。
今更何かを成し遂げるには年を重ねすぎた。
また逃げるのか。
そう言われても仕方が無いと思うほどに臆病な自分がまた自分を見ている。
何度も何度も何度も何度も
自分から全てを開示しては逃げを繰り返した。
受け入れて欲しいけど、他の人には私は重すぎるから。
どうせ理解して欲しいと思っていてもあり得ないことも分かっているし。
依存がしたいのかも知れない。
相互依存はとても楽だから、
どこまでも終わりのない沼に落ちてしまいたい。
でも人は強い。
私といてはいけないと分かるくらいには自分の力を持っている。
いいな。
どうやったら、この歳で、過去の経験を見て、それでもまだ、何かを諦めないでいられるんだろう。
あーあしんどいな。
4
今日はちょっと気持ちの話を。
頑張ってる友人と話すと最近しんどいことがある。
勿論嫌いなんて事は無いし、相性が悪いわけでも話が合わないわけでも無い。
精神的に重い。
その友人は今自分の過去の思いと自己意識の改革に必死だ。
・・・10年以上も昔の頭でっかちな私が死なないためにやったものを、きちんとした方法で、頼れる人がいる状況で、頑張っている。
正直、うらやましい。
だって私は多分知識だけはあるからいわゆる心理学のような自己啓発本のような内容も自己に反映して“頭だけは”理解してしまっているから。
感情に蓋をして。
気づかないふりをして。
正しい知識を自己解釈して。
勝手に壊れないために納得させた。
でも、今までつらい思いをして折り合いをつけられなかった友人が、頑張っているから。
相談に乗ったり「頭の中だけのきっと正しい知識」を答えたり。
言葉にすると自分に刺さる。
文章にすると目から、話すと耳から。
どうしても自分でも考えてしまう。
でも、私は。
その子のように、涙を流してそれでも受け入れられるほどのものではなくて。
涙は悪だ。
涙活はしたら良いと思う。
舞台を見たとき。
コンサートへ行ったとき。
映画を見たとき。
”感動”で流す涙はむしろ素晴らしいと思う。
でも、感情だけは「自分の中の感情だけで流す涙」だけは、どうしても受け入れられない。
それをしたら。終わる。
友人には自分の感情や言葉を認識した方がいい。
なんて
偉そうなこと言っておきながら
逃げてるもんね
なんで。
あんなに人は強いんだろう。
私も強いと思っているけど、
きっと弱いんだろうな。
涙を流して受け入れられる人は強いと思う。
いいな。
3
あなたにとって私は害でしかないと思います。
どれだけ言葉を尽くしてあなたを思っても私が抱えている物が我慢できない限り、あなたを癒やすことなんてできないから。
離れた方が良いと分かっているのにどうすれば良いのか分からない。
もう会わない。
その一言が言えればどれだけ楽だろう。
私の傷なんてどうせそのうち固まるはずだから。
あなたがこれ以上頑張りすぎないように。
私が足を引っ張ってしまわないように。
少しずつ少しずつ、話さなくなっていけばあなたの負担も減るのでしょう。
少しずつ少しずつ、距離を取ればあなたは身軽になるはずです。
私にとっての救いでも、あなたにとっては枷になる。
今まで楽しかったありがとう。
今日まで話してくれたことに感謝します。
たくさん助けてくれてうれしかった。
きっと悲しむそぶりは見せてくれると思うけど。
次の瞬間には気づくんだ。心が体が軽くなったことに。
私という存在が、ただの重荷にしかならないと。
お願い早く気づいてください。
私のことは気にしないで。
やさしいあなたは気にかけてくれるけど、
今までだって何度もあった。
今回はいつもよりちょっと傷が深いだけ。
麻酔を打てばきっとなくなるはずだから。
だからお願い。
早く気づいて。
2
わざと自分を傷つけて
傷つけていることにも気づかないのになぜ正しいと思うの。
それが正解と思うなら、流れているその血はいったい何なの。
プライドとか見栄とかそれはあなたにはないというけど、
私には透明な鎖で自分を縛っているようにしか見えない。
「お金が大事」
死んだら使えなくなるのに?
死なない、って動けなくなった時のためなの?
だったら今休めばそれは必要なくなるよね。
わかってるよ。わかってるけど。
いつもそういって笑うけど、何をわかってるというのだろう。
わかってるならなんで今ある傷をもっと傷つけるの
お願いだから、休んでよ
見ていられない。見ていたくない。
意味が分からない。
黒い言葉であなたの中は埋め尽くされている
まるで私が悪いかのように、
正論があなたを壊す武器になったとしても、
いっそそのまま壊れて動けなくなったら
これ以上自分で自分を傷つけることはなくなるから
嫌われたくはないけれど嫌われるしか方法がないなら
私は自分にうそをついて敵になる
1
変わらない日常に終わらない日々にいやになったとく泣く僕に
君は手を差し伸べた
それが救いかどうかなんて正解はないけれど
「終わりたい」と願うことは悪なんだと
そう思うしかなかった
空の青さが涙にとけて
考えることをやめてしまった
まっすぐに前を見つめて歩く君を
僕は必死に追いかけた
太陽よりも明るくて、花火のようにはかない君は
なんでかいつもぬれた瞳で僕に言うんだ
「助けて」
なんてできる事はないはずなのに
輝く雫が落ちないよう精一杯虚勢を張って道化を演じて
多すぎるほどの言葉で覆い尽くして
もう一度まばゆい花が咲いたらまた照らすんだ
僕のぬかるむ足下にも気づかずに道の先を照らし続ける