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私はめんどくさい人間です。
何の独白だと思うでしょうが、私はめんどくさい人間なのです。
友人は超少数です。
なぜなら信用できたことが無いから。
でも人見知りではありません。
他人から見たら社交性の塊とも言われたことがあります。
道化がうまい。
自分で自分にはったレッテルです。
誰のことも信頼も信用すらもしていないくせに
誰のそばにもいるふりをして。
ずっと明るいだけで無く、内面を打ち明けてくれるから信用してくれてると思い込ませて。
でも臆病なもので、近づきすぎたと思ったら急に怖くなって逃げます。
弱みを握られたと思ってしまいます。
自分から明かしておいて。
話出すと止まらないのが悪い癖です。
必死に思い話を笑い話で終わらせようとするから。
「ほら、私はここまで理解してるんだよ」って。
自分で自分をわかったふりして。
普通はそんな重さに耐えきれずみんな離れていきます。
なぜなら追いかける必要が無いから。
私も離れようとしています。
でも、内心はいつもどこかでそばに誰かがいて欲しいと思っています。
泣きそうです。泣けませんけど。泣きたいです。涙は出ませんが。
側にいて欲しいのにその一言が言えません。
だったらいっそ誰もいない方が良いのかも知れないとすら思います。
何も感じなかったあの頃に戻りたい。
無表情無感情無感動
あんなに楽でつらい日々はないのでしょうね。
人の温かさを知ってしまった今となっては二度と戻ることは叶わないと分かっているけれど。
誰もいない、誰も知らない、そんな場所へ行きたい。
でもそこでも私は誰かの側にいることを選んでしまうのかもしれません。
そんな勇気なんて無いくせに
一度全てをゼロに
なにもかも
あり得ない話なんですがね。